賢く利用したい!美術品の買取の豆知識を初めての人でも分かりやすく解説

こちらのサイトは、賢く利用したい人に最適な美術品の買取の豆知識について、初心者にもわかりやすく解説していきます。
絵画や版画など、骨董品を相続したときに売却するケースは多いのではないでしょうか。
自分で保有する方法もあるけれど高価な品物なら現金化したい、このようなときにはサイズを測ることから始めましょう。
また、査定を受けるときには作家名などを調べておくと高価な値段で売却できることも珍しくありません。

賢く利用したい!美術品の買取の豆知識を初めての人でも分かりやすく解説

古美術・古書画の世界では、古くて美しいものには大きな価値があるといわれています。
このような美術品を保有し続ける方法もあるけれども、保管するとなると劣化などが心配になるため今のうちに現金化するとった人も少なくありません。
しかし、美術品の買取は専門店ならどこでも良いわけではないこと、利用するためには幾つかのポイントを把握しておいてその知識の中で最適な買取店を見つけることが重要です。
ちなみに、美術品など骨董品の中には贋作などもあるので、知識豊富な鑑定士がいる専門店を利用することも大切です。

西洋美術や中国・日本など美術品の買取はそれぞれを得意にしているお店で

美術品を買い取りに出すときには、少しでも高く買い取ってほしいと願うものです。
そのためのポイントは、保証書などの付属品をそろえ、修復しない、作家のサインを残しておく、などがありますが、なんといっても重要なのは買取する企業の得意分野に合致する美術品を出すことです。
骨董品の見極めには専門的な知識が必要で、西洋美術ならば作家や作品名、希少性、人気度などを判定できない業者に出すと適正な価格がつかないこともあります。
中国美術では、文化大革命時に取り壊しから免れた古いものは人気があり、戦中や戦前に日本に持ち込まれた作品は硬貨に買い取られる可能性があります。
王羲之の書画ならば、数百万円から数千万円の価格の差がつくのです。
日本の美術品でも、真贋の判定や、中古市場における人気度などによって価格に大きな差が出ます。
買取りは正しく査定してくれる複数の企業に発注するのがコツです。
業者によって価格に大きな差が出ることも多くあります。
始めに、その企業の得意分野を調べておきましょう。

海外の美術品は種類が豊富!売りたいものを得意にしている買取店を選ぼう

美術品の中には海外の作家が描いたものをコレクションする方もいますし、日本人の作家で有名な人もいます。
売りたいものがあるときに、どのお店も美術品の買取額が同じというわけではないため、専門店の査定額の比較に力を入れることは重要です。
しっかりと比較して決められるように、売りたいものに詳しい得意分野をきちんと把握しながら、専門店での査定を行っていけるように情報を集めることをおすすめします。
お店それぞれの強みを知ると、この作家に詳しいことや海外にもネットワークがあるなど、外国へも販売できるノウハウがある企業を見つけることもできます。
国内のみでの販売よりも、外国へ売ることができる企業を見つけることで、より多くの方に売れるチャンスがある分、買取額アップにつながります。
実績があるお店をチェックするときに、そのお店のこだわりを知ることもできるため、特徴をチェックしながら決めていけるように情報を集めることをおすすめします。

掛け軸などの美術品は取り扱いには十分注意して買取査定に出そう

現代アートや浮世絵や伝統工芸品、彫刻、陶磁器、人形、茶道具、日本刀など、買い取り市場において高値で売買される美術品には様々なものがありますが、和室の床の間に飾る掛け軸もそのひとつです。
季節や世情や年代や文化や宗教や縁起や祈願など様々な要素が反映された美術品で、価値が下がりにくいという特徴があり投資目的で保有する人もたくさんいます。
年代物の場合は古文書のような脆さがありますので、取り扱いには十分な注意が必要です。
安易にオークションやフリマやリサイクルショップの宅配買取などのサービスを利用して売ると、破れたり汚れたり穴があいたり水に濡れたりなどのトラブルに巻き込まれるリスクと隣り合わせですので、売るなら美術品買取専門店に直接持ち込むか出張買取を利用するかの二択がベストです。
専門店には長年にわたって蓄積されてきたノウハウというものがあり、経験豊富な鑑定師も在籍しており美術品の取り扱いに慣れていて安心です。

掛け軸の保存箱は美術品の買取のときにも査定対象

掛け軸の保存箱は、美術品の買取のときにも査定対象になります。
別に美術品だけに限った話ではないでしょうが、家電製品その他の品物であっても、本体さえあればそれで良いというのではなく箱や保証書、その他の付属品なども含めて査定の対象とされることはもはや常識と言えますが、この話はここでもしっかりと当てはまるわけです。
箱には例えば作者の名前とか年月日が書かれているようなこともあったりしますし、箱の状態からその掛け軸の真贋が推測できるようなケースもあります。
また、確かに大きな価値を持つものは掛け軸本体であったとしても、立派な箱であればそれ自体にも一定の美術品的な価値があるかもしれません。
このような理由から、査定では一緒に出すべきです。
常識的なことを言いますが、これらはセットになっている場合には全体として見てもらえますから、個別に査定に出すよりは買取価格がアップするのが普通であり、あえて別々にする意味は全くありません。

美術品の買取査定では写真を送付するやり方もある

美術品の買取査定にはいくつかやりかたはありますが、写真を送付するのも一つの方法でしょう。
この方法のメリットは、なんといっても安全性が高いことが挙げられます。
美術品はデリケートなものであり、持ち込みをする場合においては査定する対象のものを傷つけてしまうリスクがあります。
傷をつけてしまうと、当然ながら査定に影響を及ぼしてしまいますし、下手をすると取り返しのつかない事態になってしまいかねません。
ですので充分な環境で査定してもらうのに手間をかけて防護処置をしておくのですが、こうした処置には手間がかかります。
その点、写真を使うやり方であれば撮ったものだけをデータとして移して送付するという形になるため、安全性は高いです。
ただし、この方法を使って査定してもらう場合には気を付けておくこととして、撮り忘れがないようにすることが撮る側に求められます。
特に、作品の側面や裏側に刻印されている作家等のサインは分かりやすく大きくしておいて撮影しましょう。
鑑定書も忘れずに撮影しておくようにします。

全体やクローズアップなど美術品の写真は買取査定をスムーズにする

美術品を買取査定に出すときには、一部だけでなく全体像やクローズアップなどの写真を撮影して送ると事前査定でもスムーズです。
美術品の正面・背面・底面など色々なアングルで撮ることで正確な査定額が出やすく、作者の落款・木箱・付属品などがある場合もそれも一緒に撮影し、複数あるときは、一つずつ撮ってから送ります。
全体像を撮るときに注意したいのが美術品が見切れないことで、明るい場所で品へピントをしっかり合わせてから行います。
細部に特徴があるとき、サイン・落款が記されているときはその部分が鮮明にわかることも必要です。
折角写真があっても画像が暗かったりピントがはっきりしてないと、査定が出来ません。
例えば掛け軸や絵画などは、全体・作者名・付属品や鑑定書・シミや破れなどがある場合はそこも撮影して状態が伝わるようにします。
お皿や茶道具なども全体像の表裏・木箱・欠けや割れなどの状態が分かる画像が必要です。
品物によっては画像だけだと査定が難しい場合もありますが、その場合は直接鑑定してもらうことなります。

絵画など美術品に記載してあるサインを撮影すると買取査定に役立つ

美術品は求めるユーザーによってその興味の部分が異なっていることから、専門家以外の人が見てもその価値がわかりにくくなっています。
また有名な作家の作品には贋作が数多く制作されていることから、そのような絵画が市場に供給される際には最適な調査が必須になるでしょう。
その中で重要視されているのが作家が完成の意味で記載するサインであり、ここで真贋を鑑定するケースも少なくありません。
日本ではそこまで個人の筆記に対する重要性が浸透していませんが、海外ではその人が持っている文字の書き方や全体的なバランスが真似しにくいというイメージがあります。
そのため、本人を確認する方法の一つで用いることがポピュラーになっていて、このような文化から美術品に関しても価格を設定する時に役立てています。
他にもサインは撮影するだけで本物かどうかを判断しやすくなっていて、どれだけ模倣しても専門家が見れば判別ができる割合が高いというのが現実です。
このことから絵画のような美術品では頻繁に写真撮影によって贋物を見極めるようにしていて、買取査定でもその価格動向に大きな影響を与えるようになっています。

美術品の鑑定書は買取査定のときに評価がアップする

スニーカーの人気モデルやブランドのコラボレーションアイテムやマニア受けするコレクションアイテムや古い楽器や非売品など、高値で売れることは確かでも相場が存在せず評価するのが難しいものは巷にあふれていますが、美術品もその代表格です。
作家や制作年やコンディションやカラーやデザインやサイズや材質や入手場所など、ありとあらゆる要素が評価に影響し買い取り価格を大きく動かします。
投資目的で美術品の購入をする人も多く、トレンドや時価によって価値が一気に跳ね上がることもあります。
買取査定での評価をアップさせるものと言えば付属品の存在で、美術品そのものに加えて偽物ではないことを証明する鑑定書や作家の直筆サインや入手元がわかる領収書があると高値で買い取ってもらえます。
絵画の作家オリジナルの額縁や作品が入っていた箱や購入した時にもらう袋などの付属品も同時に売ると、さらに価値が高まり一気に高額買取へとつながります。

美術品の査定で贋作になったとき買取して貰える?

美術品の査定で残念ながら贋作と判定されることがあります。
簡単に言えば本物のように見えるけれども実は偽物だったということで、美術品の中には本物そっくりに作られたこのような偽物が存在するケースは決して珍しいことではありません。
この場合に買い取りしてもらえるかということですが、これはお店にもよります。
少なくとも、偽物なのに本物だと嘘をついて売りつけることは当然違法ですが、お互いに偽物だと認識した上で納得いく価格で商取引すること自体は違法行為ではありません。
贋作であっても、本物には確かに及ばないけれども一般的なレベルから言えば相当に高い美術的価値が認められることも少なくなく、一定の需要がある作品もあります。
つまり需要があるわけで、需要があるのであれば買い取ってもらえる可能性もあるわけです。
一方で、いくら需要があって法的にも問題はなくても、プロの沽券に関わるというか信用問題にもなると考え、偽物は一切扱わないところもあります。